FACEsメールマガジンVol.1
■FACEsメールマガジンVol.1 (2002/02/22) (リンク・情報は発行当時のものです)
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FACEsメールマガジンの第1号です。創刊準備号を6日に出したので、2号目にな
る方も多いかと思います。最近掲示版に書き込みがなくてちょっと寂しいので
すが、これからもFACEsをよろしくお願いします。
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●現在FACEsメールマガジン購読の登録をされている方は174人です。
●"WIRED PICTOGRAPH" by 本村 淳
http://faces.bascule.co.jp/wired/
FACEsサーバを使ったFlashによる共有ホワイトボード、"WIRED PICTOGRAPH"を
公開しました。ご意見、ご感想歓迎します。
●FACEsプロトコルドキュメント更新
http://faces.bascule.co.jp/protocol.php
FACEsサーバのバージョンアップに伴ったプロトコル仕様追加に対応してドキュ
メントに追加を行いました。あのドキュメントは今のままではちょっとわかり
にくいのではないかと思いますが、特に苦情がないのでついつい書き換えが
後回しになってしまっています。FACEsサーバをいじっている方はぜひ
ご質問、ご意見等お寄せください。
●SunがJ2SE v1.4公開
http://java.sun.com/j2se/1.4/ja/download.html
SunがJava2 SDKのメジャーバージョンアップを公開しました。バージョン1.4
になってXMLのパッケージが加わったので、FACEsサーバをセットアップする際
にこれまでのようにJAXP を別途インストールする必要がなくなったはずなの
ですが、まだ検証する時間が取れていません。検証が終わり次第サーバセット
アップのチュートリアルを書き換えたいと思います。
●Flash6発表間近? マクロメディアのロードマップ
amazon.co.jpでFlashの洋書を検索すると、すでにFlash6対応の本が何冊も予
約可能になっていて、発表が近いことがわかります。マクロメディアのCTOへ
のインタビュー記事がDevX (http://www.devx.com/)というサイトにあったの
で、日本語訳掲載の許可をいただきました。翻訳のクオリティは例によって(?)
保証しませんので、興味のある方は元記事を参照してください。
元記事は
Macromedia Has Big Plans for Flash
http://www.devx.com/free/hotlinks/2002/ednote020502/ednote020502.asp
です。
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マクロメディアが持つFlashの大きな計画
マクロメディアのCTO、Jeremy Allaireは、単一のクライアントコンポーネン
トでリッチメディア体験を届けようとする同社の試みについて我々に洩らして
くれた。マクロメディアがごく近い将来に全てのデスクトップ上で大きな役割
を担おうとするその方法をみてみよう。
記事: Russell Jones, エグゼクティブエディター
マクロメディアチームはアニメーションやマルチメディアと同様にアプリケー
ション開発もターゲットにした"次世代"製品に向けて動いている。マクロメディ
アはFlashに関してかなり重要な計画をいくつか保持している。それらはそれ
ぞれ独立したものではない。新しい開発環境に関して最近発表の嵐があった。
マイクロソフトがVisual Studioの公式リリースの発表を来週にひかえている。
Zend TechnologiesはZend Studio 2をリリースしたが、これはPHP開発者に本
物のIDE(統合開発環境)を与えるものだ。IBMとRedHatは共同でEclipseのβバー
ジョンをリリース、これはLinux上で動くC/C++開発環境である。これらは、こ
れからの数年で起こる新しい開発環境とその能力の大砲撃の中の最初の銃声で
ある。そして、このように考えているのは私だけではない。
http://www.zend.com/
http://www.eclipse.org/
先週私は、HomeSiteとColdFusionで知られ、現在マクロメディアの最高技術責
任者であるJeremy Allaireに、FlashとWeb開発一般についてのマクロメディア
の将来の計画について訊いた。彼は血生臭い詳細について全て私に話しくれた
わけではないが、我々はFlashの拡張の根底にある理由について話した。
[Jeremy Allaire, マクロメディア最高技術責任者]
簡単に言うと、Allaireは、Web開発者とベンダーが今日直面している課題を
"Webアプリからリッチアプリへの移行(moving from Web apps to rich
apps.)"であると言っている。彼によると、ユーザにとってWebアプリケーショ
ンはいくつかの短所を抱えている。 ブラウザは、スクリーン上の要素が少し
しか変わらない場合でも、アプリケーションの各スクリーンでユーザインター
フェースをいつも最初から生成し直している。ほとんどのWebビデオは別々の
アプリケーションウィンドウで立ち上がる。mailtoのリンクをクリックすると
別々に電子メールアプリケーションが立ち上がる。多くの人はニュースグルー
プにニュースグループクライアントを使ってアクセスするが、これはブラウザ
からニュースグループを読むのがフラストレーションのたまる行為だからだ。
ユーザはこれらの機能に、単一の統合されたクライアントを使ってアクセスで
きるべきだ。
Allaireが言うには、このようにするためには、開発者にはインターネットアプリ
ケーションを作成するためのよりよいモデルが必要であり、ユーザにはより良
い経験が必要である。彼は、開発者達は「これらのアプリケーションを配布す
るのに必要とされる複雑さが負担」になっており、彼らはHTMLモデルと、クラ
イアント間でそれぞれ異ったり限定されていたりするDHTMLモデルに縛られて
いる。Allaireと私はこれらのトピックについて以前に似たような意見を発表
した(私の解説"Is DHTML Dead?"(DHTMLは死んだか?)とAllaireの解説"What's
Next, Challenges in Web Architecture"(次は何か、Webアーキテクチャーの
挑戦)を見てほしい)。
http://www.devx.com/free/hotlinks/2001/ednote121901/ednote121901.asp
http://www.macromedia.com/newsletters/edge/flash/december2001/
Allaireは、Web開発者が直面している、複雑さの拡大について関心をもってい
る。例を上げると、今日のバランスのとれたWeb開発者は以下のようなトピッ
クの全ての範囲において、少なくとも最小限の知識がなければならない。
* サーバプログラミング技術。JSP, Servlet, ColdFusion, ASP, ASP.NET, PHPなど。
* 十分な機能を持ったプログラミング言語。C++, C#, VB.NET, Java, Delphiなど。
* クライアントサイドのスクリプト言語。普通はJavaScript, VBScript、もしくは両方。
* SQLの素養。データの検索や更新のため。
* HTML。ページレイアウトのため。
* DHTML。クライアントのページ内でオブジェクトを操作する。
* XML, DOM, XSLT。XML変換を行うため。
* 一つ以上のグラフィックパッケージ。イメージやアニメーションを作成するため。
個別に見ると、これらの技術は比較的習得しやすいが、いっしょに合わせて見
ると、Web開発のプロセスがばらばらな範囲に渡っていることを示している。
どのページをとってもその論理構造は、Webサーバからデータベースサーバに、
もしくはクライアントに移っていくだろう。普通、動的なページの要求の処理
には以下のような技術が含まれる。HTML、サーバサイドスクリプト、一つか二
つのコンポーネント、SQLクエリーやストアドプロシージャ、文字列処理、
XML/XSLT変換、さらにHTML、そしてしばしば、それらの結果といっしょにユー
ザのインタラクテヴィティを扱うクライアントサイドのスクリプト。
クライアントの体験も同じように断片化している。例えば、一般的なWebユー
ザはブラウザクライアント、電子メールクライアント、ニュースリーダクライ
アント、メッセージングクライアント(AOL Instant MessengerやWindows
Messenger)、一つかそれ以上のヴィデオプレイヤーコンポーネントをインストー
ルしている。これらのコンポーネントは他のコンポーネントとしばしば"うま
くやる"ことができず、Allaireがいうには、結果として"不快なユーザ体験"に
なっている。
対照的に、Flashプレイヤーは全てのコンテンツをブラウザ内で再生している。
多くの人がFlashを、シャープなグラフィックと滑らかなアニメーションに適
した純粋なアニメーションプレイヤーだと思っているが、Flashには別の側面
もある。すなわち、よりリッチでより統合されたクライアント体験をかいま見
させることだ。
Flashの能力は、その発端から着実に成長している。第一に、非常に優れたア
ニメーションプレイヤーであり、そのことは過去何ヵ月にも渡って我々のDevX
Cool Sightingsアーカイブ で選ばれた多くのサイトをブラウズすることによっ
て確認できる。優れたユーザ体験という面においては、もっとも優れたサイト
の多くはFlashに依存しているように思われる。第二に、Flashはスクリプティ
ングが可能であり、ユーザ体験の一部としてリッチなメディアタイプを配布
するためにブラウザと対話できる。FlashSound API: The Sound of Invisible
Flash というチュートリアルを見てほしい。Flashのあまり知られていない能
力の一部の例を見ることができる。
http://www.projectcool.com/sightings/previous.html
http://www.devx.com/webdev/articles/FlashsoundAPI/hp082201-7.asp
最後に、Flashは--現在の形でも--単純なアニメーションに限定されていない。
例えば、Drive Your Flash Front-Ends with SOAPという記事では、Flashをムー
ビープレーヤーとしてよりもむしろインタラクティブなアプリケーションのク
ライアントとして使い、Webサービスとして利用し尽くす方法を紹介している。
このような方法でFlashを扱うと,十分な機能を備えた,データ駆動型のアプ
リケーションを構築することができる。たとえば、BroadMoor Colorado
Reservations や(私のお気に入りの)Guggenheim Online Exhibitsなど。デー
タ駆動のインタラクティブなFlashアプリケーションを構築することは今でも
可能ではあるが,マクロメディアには近い将来これをもっと容易にする計画が
ある。
http://www.devx.com/webdev/articles/ib100201/ib100201-3.asp
http://reservations.broadmoor.com/
http://www.guggenheim.com/
ニュースFlash
マクロメディアはFlashを、単なるアニメーション用というよりはむしろアプ
リケーション構築のツールにしようとしており、Flashプレイヤーを、ブラウ
ザそのものにするというよりも、堅牢なWebアプリケーションの開発に主要な
ターゲットを置いたものにしようとしている。
マクロメディアは、インターネット上でのリッチメディアの配信を一変させる
ことに成功するような位置にいるのだろうか? Allaireは、FlashはWeb上でもっ
とも広くインストールされたソフトウェアコンポーネントであり、議論の余地
はあるが世界でもっとも広くインストールされたnon-OS(OSでない)のソフトウェ
アコンポーネントであるという。Allaireは、一日に200万以上のエンドユーザ
がFlashプレーヤーをダウンロードし、現在までに4億1千4百万回ものダウンロー
ドが行われたという。おそらくあなたのOSやブラウザにFlashプレイヤーがイ
ンストールされているだろうが、セットトップボックス、PDA、PS2のようなゲー
ムマシンのような別のタイプのクライアント上でも動作するFlashプレイヤー
の別バージョンがあることを知らないかもしれない。Flashプレイヤーは
Windows XPといっしょに出荷されることで、時が立つにつれさらなるインストー
ルベースの増加を助ける一歩になるだろう。
マクロメディアが、Flashのデスクトップへより統合された力を広めるのに成
功するためには、Flashプレイヤーを、どこにでもあるものにするだけでなく、
技術を問わずに受け入れるクライアントにしなければならない。結果として、
マクロメディアは、増大するハードウェア、ソフトウェアプラットフォームの
集合に対してFlashプレイヤーを配布し続けなければならず、またJavaや.NET
コンポーネントと対話させるために、Webサービスの内容の利用をもっと簡単
にし、サーバサイド技術をシームレスに利用できるようにしなければならない。
これらの機能は絶対に開発者の助けになるだろう。ユーザにとってはどうだろ
うか?
Flashコンテンツは単一のバイナリファイルだが、フレーム単位でコンテンツ
が読み込まれるので、Flashプレイヤーはコンテンツを表示しはじめるのに最
初のフレームだけしかロードする必要がない。よってコンテンツを最初に再生
するときでさえ、アプリケーションを軽く感じさせることができる。しかしブ
ラウザはダウンロードされたデータをキャッシュするので、同じページをまた
訪問するとほとんどすぐにロードすることができる。クライアント側のキャッ
シュには別の作用もある。すなわちダウンロードされたアプリケーションが接
続されていない状態でも使えるということだ。
真に有用なブラウザの代替は、完全にネットに接続された、あるいは断続的に
接続された、あるいはスタンドアロンのアプリケーションとして、どの状態で
も動かなければならない。スタンドアロンのプレイヤーは、配布されたアプリ
ケーションを走らせるのに必要な非常にセキュアな環境を提供するための、
Javaアプレットに似たセキュリティ制限である"sandbox"(砂箱)のなかで動作
する。各種データ源や外部のコンポーネントとうまくやりとりする必要がある
ので、ユーザインターフェースはアプリケーションのデータから完全に分離さ
れており、従ってユーザは巨大な量のデータをダウンロードもしくはキャッシュ
する必要がなく、インターフェースの要素はアプリケーションを通じて再利用
できる。最後に、ブラウザの代替物は、今日普通に使われているような複数に
わかれたアプリケーションよりもむしろ、単一の入れ物の中に表示することに
よってリッチメディアを統合することになる。
まとめると、今日ではブラウザクライアントから離れて、Webベースの中央配
置型のアプリケーションをスタンドアロンのアプリケーションに匹敵する物に
するというトレンドがある。マイクロソフトは.NETでハイエンドのアプリケー
ションをターゲットにしている。マクロメディアはメディア集約的でかつ企業
向けのデータベースアプリケーションをターゲットにしようとしている。最後
に、Javaアプレットは復活しつつある。エンドユーザにも開発者にとっても興
味深い年になるだろう。
Russell Jonesへのメールはrjones@devx.comまで。
Copyright 2002 DevX, Inc.
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●FACEsプロジェクトは、常にクリエーターの方からのフィードバックを求め
ています。これからもコンテンツを追加していきますので、ご意見をお待ち
しております。
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[FACEsメールマガジン Vol.1] 2002/02/22
2002 Bascule Design Inc.
文責: 北沢 純(mailto:faces@bascule.co.jp)
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